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車の旅
Tour by Car
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Jul,1998.
- 自分主体の行動ができる快適さ
自動車の旅は電車やバスなどの移動と異なり、いわゆる時間待ちがないし始発や終電を気にすることもない。そういう意味において実行動は自分主体で無駄がでない。渋滞が発生する都市部へ行く場合には、その渋滞をいかに緩和する計画を練ることができるかで快適さも異なってくるが、都市部を通らない場合は間違いなく自分主体の行動が実現できるだろう。
また、移動中の空間についても自動車は鉄道の車両内と違い、ある意味では完全なプライベートスペースが保たれており、大きな音で音楽を聴こうが、仲間と大声で話しをしようが特に問題はない。そういった意味でも自分主体に行動できるところが楽しさの特徴ではないだろうか。
- 気ままに観光や休憩ができる
車で移動中、観光ガイドでは全く触れていないかまたは自分が全然チェックしていないような場所で、ふと目の前をみると「これは、すごい」という景色が突如として現れたり、「こんな所にこんな施設が」などということがよくある。そんな時に、車を止めて暫し景色を眺めたり、突然現れた美術館に立ち寄ってみるようなこともできる。
また、コンビニを発見して飲み物や食べ物を補充したり、ちょっとした休憩を取ったりというようなことが、移動中でも「ついでに」ぐらいの感覚でできてしまう。これは鉄道や飛行機の旅では間違いなくできない車の旅のみに許された特権である。
それから、知らない道に迷い込み迷子になるのも、急いでさえいなければ、また楽しいものだ。
- ドライブインでのお土産や飲食
ちょっと前まではドライブイン等に立ち寄ってもうまいものなど期待できなかったが、最近のドライブインや高速道路のサービスエリアでは、うまさにおいて、そこそこ期待できる所が増えてきた。それは、食堂やレストランのように本格的な食事から、中華まんじゅうや団子のようなおやつのようなものまでいろいろある。場所によっては特産物をいかしたオリジナリティーあふれるものもある。全国的に展開している道の駅も徐々に充実してきている。
そう言えば、群馬県と長野県との県境である碓氷峠の名物である横川の峠の釜飯も、長野新幹線と上信越道という鉄道と道路の開通により、「名物駅弁」から「名物ドライブイン」に変貌してしまった。
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Jul,1998.
- 高速道路
現在では日本中のいたるところに広がった高速道路網。高速を降りずに行ける最長路は、北は東北自動車道の青森IC、南は九州自動車道の鹿児島IC(その先も指宿スカイラインで頴娃IC)まで、2000km以上に渡って続いている。本州と北海道さえ繋がれば、なんと約3000kmに渡る日本縦断走行が可能となる。主要路である道央自動車道、東北自動車道、東名・名神自動車道、中国自動車道、九州自動車道などからは、一部の山奥を除いては枝別れするする経路が各方面に伸びている。また、東京、大阪、名古屋、福岡などの主要都市には、各都市高速が網の目のように張り巡らされており、都市部の移動に役立てようとしている。
今の高速道路の推進内容は、枝別れしている道の2車線化、主要路線の3車線化、日本海側の路線充実などいろいろな拡張を目指しているようだ。だが、日本の地形を考えるといたしかたのないことかもしれないが、比較的新しい路線を走ってみると、やたらとトンネルが多いことに気づく。中国自動車道がずっと山奥を走っている割りにはトンネルが少ないのに対して、比較的海沿いを走るはずの山陽自動車道がやたらトンネルだらけといのも皮肉な話だ。高知自動車道に至っては、約1時間に渡る対面通行が全面的にトンネルの連続という状況で、事故が起こらない方が不思議なくらいだ。
しかし、高速道路について私自身が一番問題であると感じていることは、何と言っても「料金」とその支払い方法だろう。まず理屈抜きに高い。高すぎる。特に海を渡る橋などは通りたくても、めったに通れないほど高い。生活の架け橋であるはずの瀬戸大橋などは、道路はいつもがらがらで観光道路と化しているのに対して、道路の下を走る電車のみが生活を支えているように感じる。ましてや東京湾アクアラインなどに至っては、首都圏の渋滞緩和という目的があるはずなのに、ほとんど金持ち専用道路というような印象が拭い切れない。また、支払い方法については、ハイウェイカードやクレジットカードが使えるなどの工夫をし始めているようであるが、料金所で渋滞が発生しやすい現状を抜本的に解消するような工夫を期待したい。例えば、駅できっぷを買うように区間指定前払い方式で、高速間の継ぎ目ゲートを一切なくして、渋滞の発生しないような場所に検札ゲートを置くような方向にはできないものだろうか? あとは、JRや航空券のチケットのように往復割引や周遊割引等の各種割引制度でもあれば少しはうれしい。
最後にもう1つだけ言わせていただくと、SA,PAが設置してある場所についてもう少し眺めの良い場所に設置していただきたいということである。どういうわけか琵琶湖、浜名湖、諏訪湖などの湖の側に設置しようという工夫が見受けられるのに、主だった山を展望できる場所にはほとんど設置されていない。(山の中腹にある場合はあるが、全く展望できない。)例えば中央自動車道を走っていて、南アルプス、八ヶ岳、中央アルプスと素晴らしい景観が連続しているのに、車を停車することができないため走行しながら(個人的には運転しながら)しか、その景色を眺めることができないのは非常に残念でならない。写真すら撮ることができないのだ。そこら辺のところもどうにか工夫してほしいものだ。
- 観光道路
八幡平アスピーテライン、蔵王シルバーライン、磐梯吾妻スカイライン、志賀草津ルート、ビーナスライン、乗鞍スカイライン、白山有料道路、志摩パールロード、瀬戸内ブルーハイウェイ、やまなみハイウェイとあげれば切りが無いが、そういった観光道路が日本各地にはかなり存在する。当然だが、これらの観光道路は眺めが素晴らしい。ほとんどの道路が秋の紅葉シーズンの休日には渋滞ができてしまう。それでも行きたいほどの眺めがあるからだ。観光道路での観光は車の旅だけに許された特権であり、車で観光をしない人にとっては全く無縁の、ただの道路でしかないだろう。
そんな観光道路は峠越えの主要道を兼ねた場合も多く、ほとんどが有料でしかも高い。だが、それだけの景色があるならば、譲歩して有料でもしかたないと考えられるのだが、そうでない場合が結構ある。その理由は道路公団で運営・管理しているわけではなく、第三セクタや各地方の観光関連団体などが運営してる場合が多いため、その値段は言わば「言い値」になっているのではないかと推測する。上にあげた道路などは正真正銘の観光道路で素晴らしい眺めが約束されているのだが、ただそこを通りぬけたいだけで、観光費まで払わされたのでは確かに損である。そういった意味では観光道路であるか生活道路であるかの認定を、国が一括して行えばよいのではないだろうか。新しい橋や新しいトンネル、新しいバイパスができると、すぐに有料になってしまうのもどうであろうか。
- 一般国道
新しい道が開通するのは日本中で年間どのくらいなのだろう。地図を買ってから5年も経つと、場所によっては使い物にならないぐらい道が変わってしまっている。そんなわけで国道の増え方、変化の仕方にもめまぐるしいものがある。
日頃何気なく通っている国道だが、国道の番号の付け方にも当然計画が存在するようだ。私が独断で思うに、国道1〜20号までは国を代表する主要路線で、21〜99号(実際には6?号まで)は、各地方間を結ぶ主要道または歴史的主要街道で、100〜299号までは比較的初期の段階から計画されていた国道で、300〜599号は比較的新しい計画による国道で、600号以降は言わば突発的にできてしまった国道であると想像している。そんなことを考えながら国道を走っていると、普段とはまた少し違った気持ちで楽しめる。
また、最近日本中に広がっている「道の駅」だが、ちょっとした休憩などに大変便利だ。しかし、道路公団が正式に発表している「道の駅」は大変充実しているのだが、正式に発表していないのに「道の駅」の看板があるところが多く存在していて、この設備がまた御粗末なものが多く、「道の駅」の看板だけでは信用できない状態になっている。この状況もはやく何とかしてほしいものだ。
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